貞子の日々奮闘記録

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九州ローカルフード(福岡編)むっちゃんまんじゅう

東京に来て10年、いま考えると九州ってローカルな食べ物がたくさんあったなと思い出されます。

改めて言われないとそれがローカルフードだったと気づかないようなものは、どの地域にもあると思います。

例えば大阪の御座候やたこせんべいだったり、青森のイギリストーストだったり…

私の故郷・福岡には「むつごろう焼き」(むっちゃんまんじゅう、ともいう)という食べ物があります。

ムツゴロウ焼いたの?焼き魚?グロ系?と思われた方、安心してください、たい焼き系です。



今川焼き(御座候・回転まんじゅうとも)の生地ををムツゴロウの形に焼きあげたご当地ファーストフード?です。今日はこれをご紹介したいと思います。

食欲旺盛な中高生のころよく食べていました。中高時代を福岡で過ごした方は懐かしい!と思っていただけると思います。

むつごろう焼きの特徴

たい焼きならぬ「むつごろう」焼きなので、見た目は魚のムツゴロウによく似ています。

ムツゴロウは、九州の干潟に生息するハゼの仲間です。有明海の干拓といえばムツゴロウ。ぎょろっとした目つきです。泥で生活する魚です。

ムツゴロウはこんな見た目の魚です。

飛んでますねー

  • ぎょろっとした目
  • 背びれ
  • への字口
  • 平べったい胴体

が特徴です、そのままむつごろう焼きにも取り入れられています。

私の考えるむつごろう焼きの特徴

フチは適当に切られています。

たい焼きとは魚の種類が違うのがよくわかります。

そして、パリッとしたたい焼きに比べ、むつごろう焼きはふんわりした生地でできています。食感は今川焼きと似ています。ベビーカステラの生地の甘くないもの?にも近い感じです。

メニュー

中身ですが、甘いものからしょっぱいものまで多岐に渡ります。
一番人気はハムエッグです。卵、キャベツ、ハム、マヨネーズです。おそらくどのむつごろう焼きのお店でも人気の商品です。

甘いのならカスタードが人気です。もちろん、あんこもあります。

価格は150〜300円ほど。学生のお財布にも優しい金額です。


2018 年時点のメニューの一部です。

卵アレルギーでもなければぜひハムエッグをおすすめします。しょっぱくてちょっとジャンキーな味で、中高生にはウケます。大人もおいしいです。

元祖むっちゃん万十

むつごろう焼きは福岡の各地にお店がありますが、個人経営店が多いです。(たい焼きもそうですよね?)ですが、福岡市にはむつごろう焼きのフランチャイズで有名なお店があります。


元祖むっちゃん万十
フランチャイズなど含め15店舗を展開(2019年4月時点)手作りにこだわっているそうです。ハムエッグに使われているマヨネーズが人気すぎて商品化されています。

福岡市街地で買える場所

天神ソラリアステージ店(閉店)

ソラリアステージ地下、元祖むっちゃん万十さん

残念ながら閉店してしまいました…

博多バスターミナル店

博多駅直結のバスターミナルにある店舗です。店舗イメージは上記のソラリアステージ店に似ています。

店舗情報

住所:福岡市博多区博多駅中央街2-1 1F
営業時間:10:00~20:00
電話番号: 092-483-8780
博多バスターミナル


その他のお店は、観光中にはアクセスしづらいので、観光がてら向かうのであればバスターミナル店がベストです。街を散策するときのお供にあるといいかもしれません。

焼きたてをその場で食べ始めるのが最高です。

ケンミンショーに出た

2018年7月19日の秘密のケンミンショーでも取り上げられたそうです。取り上げられそうー

その中でも、県民最愛のメニューとして挙げられていたのが「ハムエッグ」です。おいしいもんねー。

むつごろう焼きですが、東京で食べられるところはないようです。
こんなにおいしいのになぜ。ちょっと残念ですが、福岡を訪れた時にぜひ食べてみてはいかがでしょうか?


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