BBAと夫の両親は遠方に住んでいます。
夫婦共働きのため、普段は子どもたちは保育園に通っています。
ところが年に数回、休日に子どもを預けないといけないことがあります。
急な冠婚葬祭や資格試験日の重複で夫婦2人とも不在の時です。
そういったときに利用できる保育サービスについて、概要と実際に利用してみた感想をまとめました。
「子どもを預けること」色々ご意見あるかと思いますが、遠方&共働きの家庭には発生することがあると思います。
頼るところがない!何からどう探せばいいのか分からない!泣という方の手助けになればと思います。
なお、公共の福祉サービスは自治体によって運営方法や提供サービス・費用が異なります。利用においては各自治体およびサービスにご確認ください。
保育サービスというくくりでまとめているため病児保育も含めていますが、病児保育は平日のみのサービスが大多数です。
大まかな分類が以下です。公共サービスと営利目的のサービスに分けられます。
公共サービスには、少数向けの休日預かり・ファミリーサポートがあり、営利サービスにはベビーシッターの事業があります。そのほか公共サービスとして提供されているのが病後児保育です。
公共サービス
- 休日預かり
- ファミリーサポート(ファミサポ)
- 病後児保育
営利サービス
- ベビーシッター(シッター会社)
- キッズライン
まずは公共サービスのご紹介です。
休日預かり
概要
休日預かりというのは、普段平日に開園している保育園で土日も預かりを行う事です。全ての保育園では開催されず、特定の保育園での開催が多いようです。普段の保育より少人数で行われます。
私が住んでいる自治体では事前登録制でした。
感想
依頼するときに勝手がわからず困惑しましたが、当日園での生活は全く問題ありませんでした。
用意するものは多く必要ですが、なければ他のもので代用してok 職員の方も優しく対応してくださりました。
昼食とおやつは持参しました。利用料金は800〜1000円/時間、1日利用して一万円弱でした。
いつもと違う場所、いつもと違う保育士さんに戸惑っていましたがすぐ慣れ、帰る頃にはフレンドリーになっていました。さすがプロです。
ただ、事前登録制の上申込みは平日夕方までなので利用のハードルがむちゃくちゃ高いです。自分の子どもが通う保育園で実施されていたらすごく便利だろうと思います。
ファミリーサポート
概要
事前登録制の公共ベビーシッターサービス、通称ファミサポ
自治体が運営する公共サービスですが、内容はほぼベビーシッターに近いです。自治体によって利用方法が異なります。
育児を終えた近隣住民が、育児中の近隣住民の手助けをします。トラブルを避けるため、運営本部が設けられており、利用者関係者は面談などを事前に行います。
感想
急な依頼だったにも関わらず運営本部・保育者が迅速に対応してくれ利用することができました。
費用は800円/時間、3時間ほどの利用時間でした。作っておいた食事も食べさせてくださり、とても助かりました。自宅にお越しいただくのでお茶とお菓子を用意しておきました。
緊急の場合以外にも保護者の気分転換などにも利用可能とのことでした。
保育者のスキルに幅があるので、満足度は保育者次第と思いました。
病児保育
概要
病気中のこどもを預けるのが病児保育、病気だった子どもを預けるのが病後児保育です。
公共サービスとして提供されており、病院や保育園の一部施設となっていることが多いようです。
病院で診察してもらい病後であることが判断されたら保育園に預けることができます。
定員は少数。冬は利用頻度があがります。利用前にその子の体調を細かに伝える必要があります。
身長体重から、平熱、予防接種情報、アレルギー、家族構成などなど…でも体調が悪い時に子どもを預けるのでそのくらいの確認は必要だと考えます、
感想
うちの子は病児保育が大好きだそうです。理由は保育園のような空間にも関わらず子どもが少なく、先生をひとりじめできるからだそうで……
我が家は兄弟揃っていつもお世話になっています。
先生は保育士なので体調が悪くて泣いている子どもでも問題なさそうでした。さすがプロ。
フローレンス
公共サービスとは少し違いますが、フローレンスというNPO法人が提供している病児保育があります。
朝8時までに依頼した病児保育には100%スタッフ派遣が可能というものです。
人気で一時は新規受付を中断していましたが、現在は新規受付を再開しています。
月会費制を用いていて、使わない月でも費用ががかりますが100%スタッフ派遣は安心できます。
我が家は利用したことはありませんが、気になっているサービスです。特に子どもが小さい頃は冬場の休みがかなり多く困ったためこういったサービスがあればよかったのにと思います。
ベビーシッター
概要
親の代わりに自宅で子どもを保育してくれるサービスです。民間運営で保育場所は自宅が基本、保育者の自宅や施設にて預かってくれるものです。
家に来てくれる保育士さんというイメージが近いと思います。
シッター会社が、会社に登録されたシッターを自宅に派遣してくれます。が、費用が高額になることが多いです。
安心なのは「全国保育サービス協会」に登録されているシッター会社のサービスです。費用は高いですが、各種保証などもあります。
最近はシッター会社も入会金不要のスポット利用が増えてきているため、以前よりは気軽に利用できます。
最近は「キッズライン」というサービスが注目されています。とある会社が運営するベビーシッターマッチングサイトなのですが、利用者間で直接やり取りを行うので、時間単位での利用が手軽になったり、費用の低減が叶います。
会社からの保育登録者への利用は個別に面談などされており安全面にも配慮されています。
日本には「ベビーシッター」という国家資格はありません。(認定はあるらしいです)そのためサービスは玉石混合となりがちです。
ベビーシッターサービスのいいところは、子の保育以上のサービスを受けられるところです。習い事への送迎や家事料理の代行、キッズラインでは英語やピアノなど保育者がもつ技術を子どもに習わせることが可能です。保育&習い事とか最強すぎる!これは公共サービスにはないメリットです。
が、公共サービスに比べるとどうしても割高です。
感想
シッター会社
上記の「全国保育サービス協会」に登録されていたシッター会社に依頼して数回ほどシッターさんにきていただきました。
すんごいお上品なおばあさまがいらして、子どもたちと楽しく過ごしてくれました。
作業実施報告書には子供の1日の過ごし方の詳細がみっちり書かれており保育への意識の高さが伺えました。
費用は1日預けて1万円以上。やはり割高ですが、その価値はあったと思います。
また、前段の病児保育を利用する際、病院を受診すると始業に間に合わないため朝の2時間だけ利用、などという形をとることもありました。病院→病児保育と子どもを連れて行ってくださいました。費用が割高になりますが、お願いの幅が広いのがシッターサービスの特徴です。
高齢のため退職なさいましたが、いつかまた会いたいなぁ…
キッズライン
祝日の、どうしても公共サービスが利用できない日に冠婚葬祭が入り利用しました。
1日利用で3万円弱。子ども2人なので保育サービスとしては妥当な金額だと思いますが、キッズラインのイメージからするとけっこう高額だと感じました。
- 開始時間が早め
- 子ども2人
- 祝日
と高額コンボだったので仕方ないですねー
「週に2時間、月15000円で夕方保育園のお迎えと、家に帰ってからピアノレッスンやってほしい!」という人にはとてもオススメできます。
来る人が最初から選べるというのはとてもいいと思います。
まとめ
色々保育サービスを利用してきた我が家ですが、大切なのは日頃の情報収集だと思います。
いざという時にすぐ動けるよう、自治体のサービスの確認と、営利サービスへの登録されておいた方がトラブルが少ないと思います。
ご興味のある方はぜひ調べてみてください。
また、この記事で紹介しているサービス概要はBBAの感想を元にしています。同じサービスが確約されているわけではありませんのでご了承ください。