とある料理業界のとある天才について
山本ゆりさんという料理コラムニストをご存知でしょうか?
あるいは、書店でsyunkonという料理本を見たことがあるでしょうか?
すごく人気のある料理研究家さんです。
私は、この山本さんのことを天才だと思っています。
すごい1 、なに作ってもおいしい
すごい2、どれも簡単
すごい3、読者目線が優しい
今日はどハマりしている山本さんの最新著書「shunkonカフェごはん レンジでもっと!絶品レシピ」の魅力をお伝えしたいと思います。
何作っても家族の評判がイマイチな方
にぜひ一度読んでいただきたい料理本です。タイトルには「カフェ」と書かれていますが普段の食事作りに大いに役立つ内容です。
レンジでの調理を主体としたレシピとなっていますので、疲れて帰ってきてからも作れます。レシピ・本の構成共に考え抜かれた内容となっているので実用性が非常に高いです。久々に大ヒットな料理本に出会えて嬉しく思っています。
全てのワーママの救世主となり得ると思いますので紹介します。
毎日帰宅後に憂鬱になる方、ぜひ試していただきたいです。
- とある料理業界のとある天才について
- 山本ゆりさんのプロフィール
- すごい1 、なに作ってもおいしい
- すごい2、どれも簡単
- すごい3、読者目線が嬉しい
- 読みモノとしての魅力
- 補足:レシピを再現するためにあったら便利なもの
- 公式情報
まずは山本さん自身の紹介をさせてください。
山本ゆりさんのプロフィール
- 1986年大阪生まれ&大阪在住の料理コラムニスト(料理研究家じゃないのです)
- 「読みモノとしての料理本を作ってみたい」という思いから料理ブログをスタート。
- 2011年に初著書、2019年9月時点で8冊出版 累計550万部(すごすぎ)
- 普通の家庭にある調味料を上手に組み合わせた味付けが絶品
- ブログ読者の心を掴み中。
(shunkonカフェごはん レンジでもっと!絶品レシピより引用)
ご自身が子育てをしつつ料理コラムニストとして活躍していらっしゃいます。様々な雑誌で連載を持ったり、企業とタイアップしたりと非常に幅広く活躍されている料理コラムニストです。
次に今回ご紹介する「shunkonカフェごはん レンジでもっと!絶品レシピより引用」についてです。
約半年かけ、最強のレンジ本を作りました。(略)
こだわったのは前作と同じ、おいしさと再現性。
さらに使いやすさをとことん追求しています。
レンジ料理は手抜き、いまいち、まあおいしいけど……
というレベルじゃなく「絶品!」「え、これレンジなん!?」と思えるものを厳選。
この一冊で、毎日の生活が、人生が、ほんのちょっと変わるかもしれません。
(shunkonカフェごはん レンジでもっと!絶品レシピ 冒頭メッセージより引用)
おっしゃるとおり最強のレンジ本です…
ほんとに、生活が変わったかもしれない
そう思う理由を次でご紹介したいと思います。
すごい1 、なに作ってもおいしい
どのレシピも外れません。本当に外れない。ほんっとうにどれもおいしいです。
微妙な写真ですみません、人気一位のレシピ「もつ鍋風?豚キャベツ豆腐の鶏ガラしょうゆ」です。
見た目シンプルなんですが、めっちゃ美味しいです。なんで?なんで?ってくらい不思議に美味しい。
調味料は砂糖、鶏がらスープの素、しょうゆ、ごま油、にんにくだけです。あと水。にんにくはチューブ推奨、というお手軽さ。なのにすんごく美味しいんです。ほぼ有名店のもつ鍋と同じくらいのおいしさ。
肉じゃなくてツナで肉じゃが、ツナはお肉よりジャガイモにからむので味がしみしみで美味しい・・・・・・・煮物がレンチンだけで実現できます。
これまで鍋につきっきりだった時間はなんだったのか。
出汁や味にうるさい夫が、山本さんの料理に関しては一変、「うまっ」「なにこれ」「え、レンジ?うそやん」 「すごいな……」と絶賛していました。
「なに作ってもおいしい」「この人天才すぎる」と作るたびに夫婦で言っています。
Amazonの書評でどなたかが仰っていたのですが、砂糖の使い方がすごく上手なんだと思います。
甘くするためではなく味に深みを出すためのお砂糖。ほんの少量が、とてもいいバランスで、おいしさのもとになっているのではと思います。天才すぎる。
すごい2、どれも簡単
作業工程はチンのみ
工程は基本チンのみです。こんなものまでレンチンだけ?というレシピばかりです。
片付けはジップロックコンテナだけです。(それすら不要でお皿だけの場合もあります。)
例えば、ミートボール
普通、ボウルでひき肉をこね、鍋で揚げてフライパンでソースと絡めるという工程があります。美味しいんですが、すんごくめんどくさい料理です。
それが、山本さんにかかると、
チンしてお皿に盛るだけです。
スパゲッティと和えるだけで、あの、憧れの、カリオストロの城に出てくるミートボールパスタが作れます。
神
先ほどの人気No.1`レシピももちろんチンするだけです。
今年の冬は何度も作りそうな予感がします。仏
今日ご飯炊いてない!!!!という日も大丈夫です。チンだけでチーズリゾットができます。
\救世主/
とにかく楽で簡単で時短で失敗しないという神レシピがたくさん掲載されています。
家に帰ってきて夕食の準備に何分かけられますか?私は30分で済ませたいと思います。でも、実際は子どもが泣いたり宿題見たりと横やりが入ってぱぱっと作り終えることができません。ですが、レンジであれば加熱中は手があくので他のことに時間を使えます。
炊飯器は自動でお米を炊いてくれるのだから、おかずだって電子レンジが自動で作ってくれていいはずです!
レンチンにだって愛情はこもってます!
すごい3、読者目線が嬉しい
変な調味料を使わない
よくわからない横文字の調味料が出てきません。
また、ご自身のブログの冒頭でもおっしゃっていますが、生クリーム大さじ1だけ使うとか、卵黄5個使うとかそういうことはしません。ありがたいです。
せっかく食材を揃えて帰宅して、さあ作ろうと思った時に、ああああああナンプラーがないいいいいい ということになりません。優しい心遣いです。
出し惜しみしない
山本さんは現在でもブログを日々更新されており、よくありがちな「‘このレシピは最新刊でご紹介しています!」のようなことはありません。
(企業とのタイアップのためリンクが貼られていたりすることはありますが、基本はブログでレシピアップ続けていらしゃっている。最近はツイッターの140字でレシピを伝導している。文才すごい。)
あんなレシピやこんなレシピが今でも簡単に検索できます。
めちゃめちゃ好感度高くないですか?
好き・・・・・・
2倍量の作り方について研究してくれてる
「shunkonカフェごはん レンジでもっと!絶品レシピ」ですが、基本2人分で記載されています。が食べ盛りの子どもがいる家庭や、大好物でたくさん食べたい時のために全てのレシピに2倍量時の作り方が記載されています。
レンジで倍量レシピって、ただ加熱時間を倍にすればいいだけでなく、庫内の水分量など含め調整がかなり必要です。
全てのレシピで倍量を試して作ってくださったのだと考えると、もう、これは全部倍量で作らないといけない気持ちになります。(違)
本にはこんな記載がありました。
倍量:時間がかかるので、お鍋で作ってください。
本音すぎる。ユーモアのセンスに富んでいますね。
レンジに固執せず読者優先の態度が、また、好感度高い・・・・・・・
読みモノとしての魅力
山本さんは基本、文才ありすぎです。クスッと笑えるのはもちろん、おおらかな性格が文章を通して伝わってきます。
ツイッターでもとても気さくで質問に答えていらしゃったり、代替品の分量までコメントしていたり・・・いい人すぎる・・・好き・・・・・・
本当に全方位的に天才です。
この本ですが、なんと、たったの740円(税抜)です。
ミートボール1回作る時短分の時給だけで元取れます。(普通に作ったら1時間かかるところ15分で作れる)
安すぎる。山本さん、元取れてますか?
ちなみに、2019年9月現在、Kindleでは配信されていません。そのため本を買うしかないのですが、ソフトカバーの本なので、やや読みづらい・・・
おそらく汚れてもいいということでソフトカバーにされているのかと思いますが、我が家では、図書館のようにビニールカバーをかけて利用しています。
ちょっとヨレる時がありますが気にしない。ソフトカバーのカバーが外れてイラつくことがなくなります。水気の多いキッチンで読んでも平気です。
補足:レシピを再現するためにあったら便利なもの
基本は自宅にある器具や食材を使えば美味しく出来るのですが、実際に作ってみてこれがあると便利だと思ったものをご紹介します。
我が家では基本、以下を使って作っています。
ジップロックコンテナ
本の中には1100mlを使うレシピもありますが、基本はこのサイズがあればOKです。1100mlは耐熱のお皿を使ったり、家にあるほかのものを代用します。
コンソメ
貰い物でずっと活用できてなかったのですが、この本のおかげで日の目をみることになりました。安心できるオススメの調味料です。
この本では結構使う頻度が高いので、用意しておくと慌てません。
とろみチャン系より粉が必要です。火の国の粉系は安心です。
図書館風ビニールカバー
公式情報
山本ゆり 公式ブログ:含み笑いのカフェごはん「shunkon」
ツイッター
料理本を買うと夫に渡して「食べたいものあったら教えて」と伝えるのですが普段は1つくらいしか返ってきません。ですが今回は、食べたいものが多すぎたらしく山ほど付箋をつけて返してきました。すごい量。
その付箋をひとつひとつ剥がしながら今日はこれ、今日はこれ、と作っていっています。このレシピひとつひとつを考えるアイディア、実際にレシピに構成する探求心、尊敬に値します。我が家の食事の質を高めてくれてありがとうございます。感謝。
山本さん、同い年ですが、日々その魅力にとりつかれる(?)ばかりです。
好きなことを突き詰めておられて本当にすごいと思います。これからも応援し続け、おいしいレシピの誕生を心待ちにしています。
東京でサイン会してほしいお礼を直接伝えたたいいいいいい